当時33歳だった僕の源泉徴収票。

年収300万円の源泉徴収票

当時の年収は360万円。タイトルには300万と書きましたが、もうちょいありました。

ただ「給与所得控除後の金額」いわゆる”手取り”の額は約235万円。1ヶ月にすると20万円を切ってしまいます。首都圏で生活すると、一人暮らしでもギリギリの域です。

このときに転職を決意して、年収580万円での内定をもらいました。

年収500万円の源泉徴収票

1年目は中途入社で評価期間が足りずボーナスが満額もらえなかったので、年収580万円には届きませんでしたが、生活は大きく変わりました。

この記事では年収300万→年収500万円で生活がどのくらい変わるのか説明していきます。

年収300万円→年収500万円で生活レベルはどう変わったか?

結論だけいうと大きくは変わりません。あくまで生活レベルはね。

ただ投資や貯蓄に回すお金ができたことで将来を見据えた人生設計ができるようになったことは確かです。

さらなるキャリアアップを目指して自己投資をしたり、結婚もちゃんと考えられるようになったのもこの頃からです。

年収300万円 vs 年収500万円の生活

ここからが本題です。年収300万円と年収500万円でどれくらい生活レベルが違うのか比べていきます。

まずはざっくりとした家計簿です。

年収300万円 vs 年収500万円の家計簿

年収300万と年収500万円の家計簿を比較するとこのようになります。

年収300万円と年収500万円の家計簿比較

年収300万円となると手取りは月20万円ほど、一方の年収500万円は手取り月25万円に加えボーナス月給3ヶ月分が夏と冬の2回に分けて支給されていました。

家賃の高い東京都内での生活するとなると家計簿はこんな感じです。

年収300万円では余りが約5.5万円ほど出ますが、友人・知人の結婚だったり、地方出身であれば帰省であったり、もちろん付き合いで飲み会や旅行なども行ったりすることもあるでしょう。それらを踏まえると貯蓄なんてぶっちゃけできません。毎月カツカツの状態なんです。

一方、年収500万円の生活。手取りは月25万円ほどになります。生活レベルはそれほど上がりませんが(とはいえ家賃と食費は上がりましたが)、手元には7〜8万円ほどのお金が余ります。ボーナスも生活費として手を付けなければ年間約75万円が手元に残ります。

実際の生活レベルを見ていきましょう。

年収300万円 vs 年収500万円〜住居編〜

年収による住居費用の違い

年収300万円時代の住まいはシェアハウスでした、家賃は約8万円ほど。

オシャレのように思えるかもしれませんが、、、家の中は正直オシャレでした!笑

シェアハウスに4年住んでたときの話

都心に近い物件でありながら、内装はオシャレ。一方でプライベートはほぼ皆無で、シェアメイトとトラブルになることもあったりします。

東京都内で8万円で普通のアパート・マンションとなると、都心から離れたところや築年数が高い物件など条件の拘りを捨てていけば見つからなくもありませんが、条件を絞らなければなりません。

年収500万円にアップしてからは都内マンションで一人暮らしに切り替えました。家賃は9万円と少しばかりアップしましたが、都心からは少し離れた場所にはなり、駅からも少し歩く場所にしたことで、条件の良いマンションが見つかりました。

何より30半ばに差し掛かった年齢でのシェアハウスは正直キツいです・・・笑

年収300万円 vs 年収500万円〜食事編〜

年収による食費の違い

食事は大きく変わりませんでしたが、同僚とランチで外食に行く余裕はできました。

年収300万円のときは同僚とランチに行くのも厳しく、弁当持参。都内でランチとなると1,000円前後かかってしまいますからね。仕事が立て込んでいて、弁当が作れないときはコンビニや弁当屋で500円以下に収めました。もちろん飲み物は家から水筒持参ですし、コンビニで100円のコーヒーを買うのも躊躇していました。

夜も基本は自炊です。肉や魚はスーパーで割引シールが貼られているものしか買いません。買い込んで冷凍しておくんです。スーパーも少し遠いけど安いと評判のところに通って買い込みます。週末に一週間分の食材を買い込んで、半日かけて1週間分のおかずを作り込みます。きんぴらごぼうはヘビーローテでした。

外食は月3、4回くらいでしょうか。親しい友人と飲むときは晩杯屋とか千ベロのお店が中心。彼女とのデートも基本は安価なお店が多かったですが、なかなか奢るなんてことはできず、いつも割り勘でした。

そこから年収500万円になり、夜は基本自炊は変わらず、スーパーの安売り品を買い込み、冷凍という生活。一方でランチでは、同僚と週1、2回は外食する余裕が出来てきました。毎日弁当を持参することもなく、弁当屋で500~600円のランチというのがオーソドックスな形でした。

外食の回数も多くなり、女性とデートのときも奢る余裕も出てきました。

よく考えるちゃんとした人付き合いもここからできるようになった気がします。

年収300万円 vs 年収500万円〜水道光熱費・通信費〜

年収による通信費、携帯費用の違い

生活に必要な水道光熱費・携帯・インターネット、これらは大きく変わっていません。というか変えようがないですね。

携帯は年収300万時代から格安SIMを使っています。

大手キャリアだと、月々7,000〜10,000円。

僕の場合はSIMフリーiPhoneを購入して格安SIMを入れる。初期費用は結構かかりますが、月々2,000〜3,000円なので、1年ちょっと使えば元を取ることができます。

【体験談】スマホ代を安くするために格安SIMに切り替えた話

年収300万円 vs 年収500万円〜衣服・美容〜

衣服

年収による衣服費の違い

服は年収300万円時代からもっぱらユニクロです。というのも嘘で、ユニクロもちょっと高いので主にGUです。あとはH&Mでセール品を漁るような感じでした。

スーツも必要になる仕事でしたが、20代前半のときの営業職時代に購入したものを使いまわしてました。7、8年落ちでも体型を維持できていればなんとかなりました。

今はユニクロで1万円程度で買えるので便利になりましたね。

年収500万円時代になってからはユニクロに行く余裕が出てきました、セール品好きは変わりませんでしたが笑

ただスーツはある程度のお金を掛けられるようになりました。United Arrowsのグリーンレーベルならウール100%のしっかりしたものでも3万円程度で買えるので、大事なプレゼン用の勝負スーツとして準備していました。

それ以外にもある程度の上着、アウターも買えるようになりました。購入する前にどれくらい使いそうか、何年くらい着るかをしっかりシミュレーションする前提ですが。

美容

年収による美容費の違い

年収300万円時代はホットペッパービューティーで毎回美容室を変え、初回割引で2,000〜3,000円のカットを繰り返していました。美容師さん、ごめんなさい。

懐が厳しいときには1,000円カットもよく利用していました。

年収500万円を超えたときから近所で行きつけを作れるようになりました。それでもメンズカットなので1.5ヶ月に1度4,000円程度で済んでいます。女性だったらなおさら大変ですね。

年収300万円 vs 年収500万円〜医療費〜

年収による医療費の違い

年収300万円時代はちょっと体調を崩したくらいでは病院に行きませんでした。マジで体調を崩したときは病院に行きましたが、その後の生活はさらにカツカツになりました。

年収500万円になってからは体調に違和感があったら病院で見てもらうようになりました。お腹の調子が良くないときに検査を受けて、ポリープが見つかって切除したのもこの時です。

あと保険もちゃんと入れるようになりました。

マジで年収300万円では冗談抜きでいざという時に命に関わります。まっとうな生活を送るためにも年収アップで貧困から抜け出した方が良いです。

年収300万円 vs 年収500万円〜新聞・書籍・教育〜

年収による新聞図書・勉強の違い

年収300万円では新聞・ニュースメディアにお金を使う余裕はないです。基本は無料アプリ、会社で取っている新聞を読むくらいですね。

知識・スキルを高める買って勉強したくても、本を買ったり、スクールに行く余裕もありません。

無料で学べるアプリ、Webサイトを活用して、Web制作や英語を学びました。無料のものでも学べなくはないのですが、効率はあまり良くありませんね。

あとは図書館や会社の本棚の活用ですね。ただ読みたい本が見つからない、最新の本がないなどの難点はあります。

年収500万円を超えると、オンライン英会話を利用したり、有料のスクールに通う余裕が出てきます。読みたい本も躊躇することなく購入することができます。

高年収と低年収では学習時間には雲泥の差があります。年収が高い人ほど読書量が多いという調査結果も出ているほどです。年収300万円は勉強したくてもできない、年収500万円あればお金を出して勉強する余裕が生まれます。結果として年収の差はどんどん広がっていきます。

転職して年収500万円を超えてから、自分への投資はしっかり行うようになりました。オンライン英会話、日経オンライン、Flierといったもので勉強を重ねて知識・スキルを高め、次の転職で年収800万円を達成しました。

【評判・口コミ】本の要約アプリflier(フライヤー)をガッツリ使った感想をまとめてみた

その他の変化

ここまで説明したように、年収300万円ではかなり切り詰めた生活をしても、手元に残るお金は月5万円前後、年収500万円では7万円+ボーナス約75万円。

これでその他の部分どれだけ変わったのか説明します。

500万円を超えると貯蓄・投資を考えられるようになる

年収500万超えると貯蓄・投資を考えられるようになる

年収が500万円を超えた段階で貯蓄や投資を考えられるようになりました。

会社が企業型確定拠出年金に入っていたので、そこでの貯蓄を始めたのが一つ。またNISA・積立NISAでの投資・資産作りを始めたのもこの頃からです。

年収300万円では明日生きていくのが精一杯。毎月残るお金もほぼない。そんな状況では貯蓄・投資を行うのは難しいです。

都内だと年収300万での結婚はほぼ無理

年収300万円では結婚はほぼ無理

33歳当時の僕には交際1年になる彼女がいました。相手は5歳下の28歳。

当時の彼女は結婚願望が強く、「今すぐにでも結婚したい」と共通の知人には漏らしていたそうです。

結局、彼女とは別れることになりました。「結婚したいタイミングが合わなかった」というやつですね。

彼女の職業はCA。年収は類推するに400万円ほど。奥さんの方が年収高い!ということに嫉妬心が芽生える質ではないのですが、仮に子どもができたとするとCAは休職せざるを得ません。そうなったときに手取り月収20万円で養えるのかというと、とても現実的ではないですよね。

彼女と別れて半年後に転職し、そこからさらに半年後に彼女は婚約されたそうです。

今さら未練はありませんが、もっと早くに行動するべきだったなとつくづく思います。

「お金が全てではない」とは言うものの、あるかないかで人生も大きく変わるものです。

年収300万円の貧困から抜け出してまずは500万円を目指そう

年収300万円の生活ではスキルアップしてキャリアプランを考えたり、貯蓄・投資をして将来に備えるといったことはできません。

そこでまずは年収500万円を目指して転職を目指すと良いでしょう。

年収500万円あれば上に書いてきたように、生活に余裕が生まれ、キャリアアップに向けたスキルの習得をできるようになる。

これまで数年のキャリアがあって、30代の方なら全然難しくないラインだと思います。

実績を言葉で具体的に書き出し、面接の準備も念入りに行なっていけば、必ずやあなたに合う会社と出会えます。

このサイトでは自身の転職活動を振り返り、自分がやってきたこと、どういった工夫を行ったのかを伝えていきます。

最後に仕事内容にもよりますが、

30歳過ぎた人に年収300万台なんていうのはマジであなたを人間扱いしていない

本当に今すぐ転職した方が良いです。

自分も今になって、「なぜあんな会社に4年もいたんだろう」「なんでもっと早く転職しておかなかったんだろう」と事あるごとに思います。

このブログでは30代年収300万円から転職で年収500万円以上の内定を勝ち取った方法も書いていきますのでぜひ参考にしてみてください。