2020年のアメリカ大統領選挙が11月3日に迫ってきました。

アメリカだけでなく、世界中の政治経済に大きな影響を与えるもので、あなたの仕事・生活にも影響を与えるものでもあるので注目しておきたいですね。

考える女性

アメリカ大統領選挙の仕組みってよく分からないんだよね・・・

今回はこんな方に向けて、アメリカ大統領選挙の仕組みをざっくり3分で分かるように図説にしてみたので、ぜひ勉強して頂けたらと思います。

アメリカ大統領選挙は4年に1度、11月第一月曜の次の火曜日

アメリカ大統領選挙の日程解説

アメリカ大統領選挙は4年に1度、11月第一月曜日の次の火曜日が投票日となります。

「第一月曜日の次の火曜日」という表現が分かりにくいのですが、前回2016年は11月8日が投票日でした。

第一火曜日であれば11月1日でしたが、第一月曜日は11月7日だったので、第一月曜の翌火曜日11月8日という開催日時だったのです。

結果は翌水曜日未明頃に

得票数など最終的な細かい結果は数週間ほどかかるようですが、通常であれば当選確実は日付が変わる頃に判明します。

しかし、今回は新型コロナウイルスの影響もあり、郵便投票が多くなると見られています。

そのため当選結果が分かるまで数日〜数週間かかる可能性があります。

民主党代表 vs 共和党代表の一騎打ち

民主党代表と共和党代表の一騎打ち

アメリカは民主党と共和党の2大政党制です。

各党それぞれで大統領候補者を1名選び、2名による一騎打ちとなります。

副大統領は大統領とセットで選ばれます。

ちなみに大統領選挙の年にはスーパー・チューズデー、党大会といったイベントのニュースも報道されますが、どちらも党の代表を選ぶものです。

有権者は選挙人を選ぶ

大統領選挙の投票日、有権者は大統領候補に直接投票するのではなく、選挙人に投票します。

有権者は大統領候補を指名するのではなく、選挙人を選ぶ

「有権者は選挙人を選ぶ」解説図

有権者は選挙人に投票します。

選挙人は誰を選ぶのか表明しています。「民主党の候補者を支持している選挙人」or「共和党の候補者を支持している選挙人」のどちらかを選ぶことになります。

各州の人口に応じて選挙人が割り振られている

選挙人の数

出典:アメリカ選挙人団 – Wikipedia

選挙人の数は各州の人口に応じて割り振られています。

選挙人の総数は538人。

大統領に選ばれるには、この過半数の270人を獲得する必要があります。

勝利した州の選挙人を総取り

アメリカ大統領選挙得票数の仕組み解説図

獲得した選挙人の数がそのまま得票数になるわけではありません。

勝利した州の選挙人を総取りする仕組みとなっています。

例えば、選挙人数が最多なのはカリフォルニアで55人。

仮に民主党候補が28人、共和党候補が27人を獲得したとします。カリフォルニアは民主党が勝利となり、カリフォルニア州の選挙人数55を民主党が総取りすることになります。

この仕組みのため、得票数が多い方が勝つというものではなくなります。

前回(2016年)でもヒラリー・クリントン候補が60,071,781票(得票率47.7%)、ドナルド・トランプ候補が59,791,135票(得票率47.5%)と、全得票数・得票率ではクリントン候補が上回っていましたが、最終的にはトランプ氏が過半数の選挙人を獲得して勝利しました。

おまけ:トランプ vs バイデンの構図

ジョー・バイデンvsドナルド・トランプ解説構図

オリラジ中田敦彦さんのYoutube大学の動画が分かりやすかったので、その中の図表をマネて作ってみました。

民主党は福祉制度を充実させる方針を取ります。

国民皆保険となるオバマケア(バラック・オバマは民主党)を導入していましたね。

逆に共和党は競争社会に重きを置きます。トランプはビジネスマンでもあります。

安倍元首相は共和党保守派に近い考えとされてきたので、世界でも稀なほどトランプと仲良しでした。

オリラジ中田敦彦さんのYoutube大学の動画は非常に分かりやすいので、もう少し詳しく知りたくなった方はぜひ参照してみて下さい。

2020年米大統領選挙に注目

アメリカ大統領が決まると、日本政府もそれに合わせて政策・経済政策を練ることになります。

それが日本での生活、今の仕事にも影響を与えるものとなります。

アメリカ大統領選挙の行方には注目するようにしましょう!