34歳のときにベンチャー企業から東証一部上場企業へ転職して、年収360万円→600万円への大幅アップを経験しました。
その後、さらに2度の転職で38歳の現在は年収800万円。
20代後半の3年間をワーホリと海外放浪に費やしてバリキャリ路線から脱線した身分としてはまずまずの出来ではないでしょうか。
この記事では「30代で年収が伸びない」と悩んでいる方に、転職で年収を大幅アップを実現するためにやるべき5つのことを紹介します。
転職は成否は事前の準備がすべてです。それなりの努力ではそれなりの結果しか付いてきません。
この記事を参考にして転職による年収アップを実現していただければと思います。
転職は準備がすべて
冒頭にも書きましたが、転職活動は事前の準備がすべてです。
職務経歴書の作成、企業への応募、面接対策など転職活動ではやるべきことがたくさんあります。それも現職の仕事をこなしながら転職活動を並行させる必要があるのでとても大変なのです。
事前にしっかりした準備を行えば企業への応募、面接がスムーズに進みます。
僕の場合、週末の時間を使って最低でも1ヶ月ほど掛けてじっくり職務経歴書を作成しました。職務経歴書は基本的に応募企業ごとに内容を変えますが、ベースを予め作っておくことがオススメです。ベースを作っておくことで応募したい企業が出てきたときにスムーズに応募することができます。
「転職しようかな」
そう思った時に転職活動はスタートしています。
転職活動ですべきこと①転職活動の時間を確保。転職にかかる期間は3ヶ月〜6ヶ月
転職活動では職務経歴書の作成、企業への応募、採用試験、面接といった形で行うべきことがたくさんあります。
そのため転職活動にかける時間を確保することが大切です。
リクルートNEXTでは転職にかかる期間は3〜6ヶ月と説明しています。
転職活動にはどれぐらいの期間がかかる?ケース別・転職活動スケジュール | リクナビNEXT
しかし僕の経験上、それ以上の時間を想定しておいた方が良いです。
僕は30代で3度の転職を経験しました。
短いときは3ヶ月程度でしたが長いときには9ヶ月ほどの時間がかかってしまいました。特にコロナ禍があってからは企業の選考基準が厳しくなっていることあってか、転職活動が長期化してしまいました。
現職で関わっているプロジェクトや繁忙期、プライベートの予定などを調整してしっかりと転職活動に当てる時間を取るようにしましょう。
現職は辞めては駄目。転職活動は在籍しながら行う
転職活動は現職を続けながら行うことをオススメします。
現職をやめてしまうと、収入が入ってこない焦りから条件を妥協してしまいがちです。
僕は3度の転職で、1回目のときに内定をもらっていないなかで退職を切り出してしまいました。幸い退職の意向を伝えて1週間ほどで希望の企業から内定をもらえたので良かったのですが、今思えばかなり危ないことをしたなと思います。
あとの2回は現職を続けながら転職活動を行い、内定をもらった段階で退職を切り出していました。
「転職決まらなくても今の仕事を続ければいいや」は精神的に健全です。
会社の仕組みをうまく活用する
転職活動の時間を確保するのに僕が活用したのは会社の仕組みです。
具体的には、営業などの外出時間・テレワーク・フレックス・有給休暇などの活用です。
年収360万のベンチャー企業のときには僕は営業も行っていたので、外出の時間を使って面接に行っていました。
社畜マインドが支配されていると「そんなことしていいの?」なんて思われるかもしれませんが、全然やっていいと思います(笑)
みんなそうしてずる賢く転職活動をしています。
コロナ禍になって面接はオンラインで完結という会社も多くなっているので、テレワークであれば移動もないので面接の時間を確保しやすいです。出社が余儀なくされているのであれば、外出時間でテレワークブースを活用するのも良いでしょう。
営業じゃなくて内勤だから難しいということであれば、ランチタイムや中抜けなどの制度も活用すると良いです。
フレックス出社や裁量労働制があれば、出社時間を遅めにして朝に面接、逆に退勤を早めて夕方に面接ということも可能です。
有給休暇を使って1日に複数の面接をこなすということも可能です。
ただ中抜けや有給休暇はあまり多用すると現職の同僚・上司にバレてしまう可能性があるので注意しましょう。
転職活動に集中できる1ヶ月を作る
転職にかかる期間は3〜6ヶ月と説明しましたが、特に集中できる期間を1ヶ月ほど確保できると良いです。
通常時は1週間に面接1~2回くらいのペース、集中期間は1週間に3~5社かそれ以上といった形で集中的に転職活動が行える時期があると良いです。
なぜなら集中的に面接をこなすことで複数の内定をもらって比較検討がしやすくなるからです。
転職活動で内定をもらえたら大体1〜2週間程度で受けるか辞退するかの回答をしなければなりません。なので複数社から内定をもらって比較検討するには複数社の面接を同時進行で集中して進める必要があります。
会社の繁忙期後、大きなプロジェクトが完了した後などは比較的自由な時間が確保しやすいので、そうした時期に転職活動のピークが来るような形に調整できるとベストです。
連続休暇の取得が義務付けられている会社もあるかと思いますが、そうしたものをフル活用して時間を確保しましょう。
どうしても現職を退職せざるを得ないときは3ヶ月の生活費を確保
とはいえ超絶ブラック企業で拘束時間が長くて時間が取れない!という方もいるかと思います。
現職の都合でどうしても現職を退職せざるを得ないときは最低3ヶ月の生活費を確保するようにしましょう。自己都合で退職をした場合、失業保険の給付は3ヶ月待たないといけないからです。
年収360万円のときは貯金なんてできなかったので、会社の仕組みを最大限活用して転職活動を行いました。
転職活動ですべきこと②自己分析で転職で実現したいことを明確にする
就職活動でもやった自己分析。転職活動でもとても大事です。
「年収をアップさせたい」だけでも転職の動機としては十分ですが、それだけでは面接で薄っぺらさが出てしまいます。
仮に運良く採用されたとしても、実際に入社をしたら「こんなハズじゃなかった」となったり、新しい職場で成果が出せずに年収をダウンさせてしまうこともあるでしょう。
新卒での就職活動とは違って、ある程度の実務経験を積んでいる状態なので、その実務を通して感じたことを洗い出してみましょう。
- 仕事を通して社会にどういった貢献がしたいのか?
- 仕事のなかで楽しいと思ったこと、嬉しいと思ったこと
- 仕事のなかで辛いと思ったこと
- 自分の強み・弱み
- 好きなことと、できること
- プレイヤー気質なのか管理職気質なのか
- ワークライフバランスはどうか?お金が貰えればプライベートも犠牲にできるのか?
オススメのやり方:ノートに”なりたい姿”を書き出していく
僕のやり方は、ノートに”なりたい姿”を書き出していくことです。
手書きでも良いのですが、僕の場合はPCでWordやノートアプリに書き出していきました。形式も特にこだわらなくてもOKです。上で書いた項目をただ書き出していきます。
誰に見せるものでもないので、臆する必要はないです。上司の発言でムカついたこと、なんでそれがムカついたのかなどを赤裸々に書き出していきましょう。
そうすることで頭の中が整理されていきます。
洗い出したもの見つめて、転職で実現したいことにまとめます。
これが面接での説明の軸になりますので、しっかり時間を掛けて行うようにしましょう。
僕は仕事終わりに帰宅してから毎日30分ほど時間を取り、週末の時間も使ってじっくり書き出していきました。
思い浮かばないときは現職の実績の洗い出しを行う
僕のやり方でもありますが、自己分析でやりたいことなどがどうしても思い浮かばないときは、次で紹介する「現職での実績を洗い出す」作業を先にやってしまいましょう。
実績の洗い出しを行うことで、「自分の強み・弱み」や「できること」などが自然で出てくるようになります。
転職活動ですべきこと③現職での実績を洗い出す
次に現職での実績を洗い出していきます。
現職での実績、過去に所属していた会社での実績を一つ一つ書き出していきます。
「アンケートフォームを作成した」「レポートのフォーマットを作った」といった小さなことでも良いのでできるだけたくさんの実績を出してみましょう。これも形式はないので、とにかく洗い出すことに専念します。
一つだけ注意してもらいたいのは、できるだけ数字で成果を語るということです。
レポートのフォーマットを作ったのであれば、それでどれくらい効率が上がったのかを数字で書きましょう。例えば「チームメンバーの作業時間を週1時間削減できた」といった形です。
数字で語ることで説得力が増します。
書き出していったものが職務経歴書で語る自身の実績になり、応募する企業へのアピール素材となるのでしっかりと時間を掛けて行います。
僕の場合は自己分析を行った後、毎日1時間ほど、1週間掛けて実績を洗い出しました。しっかり振り返りを行うと、「あれ、こんなこともやってきたんだな」という新たな発見にも繋がります。
転職活動ですべきこと④職務経歴書の作成
自身のやりたいこと、これまでの実績がまとまったら、いよいよ職務経歴書を作成します。
転職活動では職務経歴書が鍵となります。
職務経歴書はこれまで自身がどんな仕事をして、どんな実績を残してきたのか、どんなスキルがあるのか等をまとめた書類です。
新卒就職活動とは違って履歴書よりこちらの職務経歴書に重きが置かれます。もちろん転職活動でも履歴書は必要ですが、これまでの経歴をリスト化するだけなのでそれほど時間はかかりません。
職務経歴書はフォーマットはA4にまとめる形。転職サイト・エージェントがいくつかフォーマットを出しているので、これらをベースに作成すると良いでしょう。
職務経歴書テンプレート(Word・Excel)のダウンロードと選び方 |転職ならdoda(デューダ)
職務経歴書の書き方ガイド ~見本・フォーマット・例付き~ |【エン転職】
WordとExcel両方のフォーマットがありますが、できればWordでの作成がオススメです。転職エージェントなどのサポートを受ける際に、Wordなら手直しをエージェントさんがやってくれる場合がありますが、Excelだとなぜかやってくれなかったり、Word形式にするよう指示されたりします。
そして職務経歴書はなるべくA4用紙2枚に収まるように書くのがポイントです。
あまりに長いと採用担当者に読まれない可能性があったり、「話をまとめられない人なのかな」と思われてしまい見送りになってしまうケースがあるからです。
ただ、最初は3枚以上になってしまっても良いかと思います。
応募企業によって職務経歴書の中身は変えるべきですが、そのベースとなるものなのでできるだけ多くの実績を書いておきます。そのうえで明確に応募したい企業が出てきたら、募集要項に応じて不要なものを出し分けするように対応していくと効率的だからです。
例えば、フィールド営業(外勤営業)のポジションを募集しているのに、インサイドセールス(内勤営業)・電話営業の実績を長々と書いてもあまり効果的ではありません。もちろんそれを書いて2枚に収まるなら書いてしまっても良いですが、3枚以上になってしまうならフィールド営業の実績を多く語った方が良いでしょう。
このように最初は3枚以上になっても良いですが、具体的な応募企業が出てきた際に内容を出し分けできるように準備しておくと後の応募の際の作業が効率的に進めることができます。
転職活動ですべきこと⑤転職サイト・転職エージェントに登録する
ここまで来た段階で転職サイト・転職エージェントへの登録を行います。
なぜ真っ先に登録をするのではなく、しっかりとした準備を行ったうえで転職サイト・転職エージェントに登録をするのか?
それは、
登録直後が注目度が一番高く、有望企業からのオファーが届きやすい
からです。
転職サイト・転職エージェントへの登録時に職務経歴を入力させる転職サイト・エージェントも多いのですが、このステップをスキップして後回しにすることもできます。
これは非常にもったいないことなんです。
予め職務経歴書をある程度まとめておけば、このステップが非常にスムーズに進みます。
転職サイトであれば入力された内容をもとに有望企業からオファーが届くこともありますし、転職エージェントを利用するにしても担当エージェントが予め希望に合う企業をピックアップしやすくなります。
転職エージェントは利用した方が良いの?
僕は結論から言って、
転職エージェントは利用した方が良い
と考えています。
知人の紹介など一部の特殊パターンでの転職以外、複数社への応募・面接が必要となってくるので、その道の専門家である彼らのアドバイスを得ながら活動した方が効率的に転職活動が進められます。
転職エージェントの利用は基本的には無料、職務経歴書の書き方や面接対策までしっかりとフォローしてもらえるので利用しない手はないように思います。
また転職エージェントを利用したからといって、必ずしもそのエージェントを経由して転職しなくても良いです。
転職エージェントは3、4社の登録がオススメ
経験的に転職エージェントは3、4社を利用するのがオススメです。
なぜなら転職エージェントも結局は”人”。担当によって相性があります。どんなに優秀なエージェントでもどうにもコミュニケーションがチグハグしてしまうなんてことがザラにあります。
複数社利用して「この人は自分のことわかってくれているな」と思える担当と出会えたらそこをメインに転職活動を進めるのが良いと思います。
複数回の転職経験がある人たちはこれを「転職エージェント・ガチャ」と呼んだりしています(笑)
僕自身も大手エージェントを利用した際に、予めスケジュールを伝えていたにも関わらず面接をダブルブッキングされるなど散々な思いをしたことがあります・・・
ただ、だからと言って10社とかそれ以上ものエージェントに登録する必要はありません。
あまりに沢山のエージェントに登録してしまうと、面談だったりアンケートだったり後々のやり取りに時間を要してしまうためです。
それにある程度の規模のエージェントであれば扱う求人も重複が出てきます。特定のエージェントでしか扱っていない求人などそれほど多くありません。
複数のエージェントに登録していると、1度こちらから断ったり、先方からお祈りされたのにも関わらず何度も同じ会社を勧められるなど煩わしい思いをする確率も高くなってしまいます。
そのためエージェントは3〜4社登録して、使い勝手が良いところ1、2社に絞って活動すると良いでしょう。
オススメの転職エージェント
これまで利用したいくつか転職エージェントを紹介します。
僕は何社も登録して利用してきましたが、まずはリクルートエージェントとdodaに登録して、エージェントとのやり取りを進めます。
紹介される求人が自分の志向と合っていない、職務経歴書の添削がイマイチ、連絡のレスポンスが遅いなど担当エージェントとのやり取りに不満があればマイナビエージェント、ワークポートといった会社を使っていくのが良いです。
オススメ転職エージェント①リクルートエージェント
いわずと知れた最大手の転職エージェントです。非公開求人は10万件掲載。
各業界に精通したキャリアアドバイザーが職務経歴書の作成、面接対策だけではなく、キャリアプランを踏まえて転職活動全般をサポートしてくれます。
まずはこちらに登録したうえで、キャリアアドバイザーとの面談を通して転職活動の計画を立てていくと、効率的に転職活動を進めることができます。
オススメ転職エージェント②doda
パーソルが運営するdodaはリクルートエージェントに次ぐ規模の転職エージェントです。希望や条件が固まっていないなかでもキャリアアドバイザーが面談を通して転職活動ですべきことを適切かつ丁寧にサポートをしてくれます。
面談は電話で行うことがメインなので、忙しくて転職エージェントのオフィスまで行く時間がない方にはぜひ利用してもらいたいです。
こちらもリクルートエージェントと併せて、とりあえず登録してもらいたい転職エージェントです。
オススメ転職エージェント③typeエージェント
リクルートエージェントやdodaには規模で劣りますが、急成長中の企業を中心に取り扱っている印象があります。
特にIT企業の取扱が多く、担当するキャリアアドバイザーもIT業界についての知識が豊富だなと感じました。
IT企業への転職を志向される際には活用してもらいたい転職エージェントです。
オススメ転職エージェント④WORKPORT
ここで紹介している転職エージェントでは比較的マイナーかと思いますが、WORKPORTは使ってみて良かったなと感じた転職エージェントです。
特にエージェントのサポートが手厚く、面接後に企業側のフィードバックを丁寧に教えてくれます。そのうえで次回の面接ではどう臨むべきかをしっかり指導してくれます。
転職エージェントでここまでサポートしてくれる所はなかなか無いので、転職活動が初めてなどで慣れておらずしっかりサポートをしてもらいたい場合にはぜひ使ってみてほしい転職エージェントです。
オススメ転職エージェント⑤JCAリクルートメント
30代以上でハイクラスを狙う方にオススメしたい転職エージェントがJCAリクルートメントです。
大手企業を中心にハイポジションの求人を数多く扱っています。
管理職・マネジメント層などのハイクラス向けを謳っていますが、管理職経験がなくても次にそうしたステップを望む場合にオススメしたい転職エージェントです。
転職エージェントは企業担当の営業とキャリアアドバイザーが分業となっているケースが多いのですが、JCAリクルートメントは企業担当がそのままキャリアアドバイザーとなるので、募集背景や企業が求める人物像などの情報が非常に深い印象があります。
行きたい特定の企業がある場合には、JCAリクルートメントを通して求人を扱っているか調べてみることをオススメします。
転職サイトも必要に応じて活用する
転職エージェントだけでも求人情報は沢山得られます。そこで紹介されたものだけ応募する形でもかなりの数の選考を受けられます。
それでも、
- 自分のペースで転職活動を進めたい
- ベンチャーの立ち上げメンバーになりたい
- いろいろな企業を見てみたい
といった場合には転職サイトを活用するのも良いでしょう。
転職エージェントは転職サイトとは違い職務経歴書の添削だったり、面接対策をサポートしてくれることはありません。転職エージェントを使っていても、転職サイト経由の応募だと担当エージェントがサポートしてくれないため、自力で対策を行わなければなりません。
それでも中には転職エージェントも取り扱っていない企業もあったりするので、色んな会社を見てみる時間的な余裕があるなら転職サイトもぜひ活用してみましょう。
オススメの転職サイト
実際に利用した転職サイトを3つ紹介します。
僕はこれまでの転職活動は割とエージェントを中心に使っていたので、それほど多くの転職サイトは利用していません。
それでもこれらをたまに見ていると、それまで出会えなかった企業の採用担当者から直接オファーが届いたり、転職エージェントには出されていない求人情報と出会えたりするなど、転職サイトも十分に活用する価値はあります。
このうちOpenWorkだけはぜひ登録してほしいです。なぜなら企業で働いている・過去に働いていた社員の口コミが多数投稿されていて、給与・評価制度・人間関係・文化など生の声が拾えるからです。
オススメ転職サイト①OpenWork
社員の口コミサイトOpenWorkはぜひ登録してもらいたい転職サイトです。
給与や評価制度、企業文化などその企業で働く社員・元社員の口コミが多数投稿されています。転職エージェントで紹介してもらった求人で「実際のところはどうなんだろう?」と気になったらOpenWorkで口コミを調べてみると良いでしょう。
登録するだけではすべての口コミは見ることができず、有料オプション(1,100円/月)かこれまで働いてきた企業の口コミを投稿することですべての口コミを見ることができるようになります。
注意してもらいたいのは、基本的には退職済みの元社員が書いた口コミが中心であること。不満があってその会社をやめる人が大半なので、口コミには良くないことが書かれているのが基本です。
書かれている情報すべてを鵜呑みにするのではなく、給与・待遇など面接などで聞きにくいことを中心に調べてみると良いでしょう。
オススメ転職サイト②BIZREACH(ビズリーチ)
TVCMも有名なBIZREACHは給与アップを目指すなら外せない転職サイトです。
ハイクラス向けを謳っていることもあって、扱っている求人は大手〜成長中企業で年収600万円以上の企業が中心で、年収1,000万円以上の求人も多数取り扱っています。
年収300万円・400万円くらいの方だと「今の給与で登録しても良いのかな?」と不安になるかも知れませんが、僕も年収360万円のときに無事に登録できたので問題ないと思います。
ただBIZREACHの登録には事前審査があります。これまでのキャリアやスキルなどを詳細に書かないと、年収水準が低い場合には登録お断りされてしまうことがあります。
僕が年収360万円に登録した際には職務経歴書をしっかり作り込んでいたので審査を通ったのかも知れません。
後に年収600万円の際にはキャリアやスキルなどあまり詳細を書かずとも登録が通りましたが、いずれにしても職務経歴書を作り込んだうえでの登録をオススメします。
オススメ転職サイト③Green
IT系・Web業界への転職を検討しているのならGreenがオススメです。
自ら「IT/Web業界に強い」ことを謳っていることもあり、これまで取り上げたどこの転職エージェント・転職サイトよりも多くのIT/Web系企業の求人情報を取り扱っています。
ベンチャー・スタートアップばかりと思われるかも知れませんが、Yahoo!・メルカリ・サイバーエージェントといった大手IT企業の求人も多数掲載されています。
Greenは企業の雰囲気が分かることを特徴としていて、オフィス写真や社員のインタビュー記事も多数掲載されているので、オフィスを訪問せずとも企業の中を垣間見えてとてもおもしろいです。
また企業の採用担当から直接連絡が届き、カジュアル面談で選考前に会社の特徴・雰囲気を知る機会を設けているところが多いのもGreenの魅力です。
僕はワーホリ帰りの際、日本でのキャリアは製造業しかありませんでしたが、30歳でIT業界に転身したのはGreen経由でした。
「IT系の経験はないけど、IT系に転職したい!」という方にはぜひ使ってもらいたい転職サイトです。
転職サイトではないけれどLinkedinも登録を
転職サイトではありませんが、ビジネスSNSのLinkeinへの登録もオススメです。
外資系企業を中心に求人情報も多く掲載されています。
キャリア情報、スキルを掲載しておくことで企業の採用担当者やヘッドハンターからオファーが届くこともあります。
他のアカウントを覗くことで行きたい企業で働く社員がどういったキャリアを歩んできたのかも知ることができます。個人的にはLinkedinの魅力はこういったところですね。
登録・利用は無料ですし、活用を進める日本企業も増えているので、チャンスを広げるという意味でもぜひアカウントを作っておいてもらいたいです。
おまけ:転職活動用のメールアドレスを作っておく
転職活動にあたっては事前に転職活動用のメールアドレスを作っておくことをお勧めします。
SNSだったり、ネットショッピングだったり、サブスクリプションだったりと普段使いのメールアドレスとは別に作っておきましょう。
なぜならいざ転職活動を始めようと、ひとたび転職エージェント・転職サイトに登録すると新着求人情報やらスカウトメールやらが大量に届くからです。
無作為に送られるメルマガならまだしも、選考の案内や有望企業からのスカウトメールなど絶対に見逃してはいけないメールも埋もれてしまう可能性があります。
Gmailなら無料ですぐに作ることができますし、すでにアカウントを持っていても100個まで複アカを作ることができるので、「これから転職活動を始めよう」という方はチャンスを逃さないためにもぜひ転職活動用のメールアドレスを作っておくようにしましょう。
必ず無料のWebメールサービスで準備する
現代、といっても十数年、転職活動にはメールが必須です。そのメールアドレスは必ずWebメールサービスで準備をしましょう。
個人的にはGmailがオススメですが、OutlookでもYahoo!メールでも構いません。
絶対に避けて欲しいのは@docomo、@au、@softbankが後に付くキャリアメールです。
なぜならキャリアメールなんて使おうものならIT音痴をさらけ出しているようなものだから
僕はIT企業を何社も渡り歩いてきて、中途採用の面接官として駆り出されること多々ありますが、この記事を書いている2022年になっても履歴書・職務経歴書にキャリアメールのアドレスを載せる求職者がいます。
申し訳ないのですが、そのような方には即刻見送りの評価を下します。業務では数々のネットサービスを使いますが、Gmailすら使えないような方がそれらを使いこなせるとは到底思えません。
「それはIT企業だからでは?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれるようになって久しい昨今、ITスキルはもはや必須の時代です。
それなのにIT音痴であることを露呈してしまっては大きなマイナスを背負うことになるでしょう。
転職活動でメインに使うメールアドレスは絶対にGmailなどのWebメールを利用しましょう。
しっかり準備を整えて満足の行く転職を
何度も繰り返してしまいますが、
転職活動は事前の準備が命運を分けます
ここに書いたものはあくまで本格的に転職活動をするための準備に過ぎません。
実際に書類選考に応募を決めたら、企業の研究・職務経歴書のアップデート・面接対策などやるべきことが膨大に出てくるため、時間はいくらあっても足りません。
魅力的な求人が掲載されてから職務経歴書の作成を始めていたら、あっという間に企業が募集を締め切っていたなんてこともざらにあります。
自己分析、実績の洗い出し、職務経歴書のベース作り、これだけでも予め時間を掛けてできていたら、いざ魅力的な求人が見つかった際にも素早く書類を整えて、スムーズに応募することができます。
チャンスを逃さないためにも、事前の準備にはしっかり時間を掛けて、納得のいく転職を実現させてください。応援しています。